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おだしのにおい

おでんがコンビニから消えたことを 恥ずかしながら知らなかった ドアを開けるといらっしゃいませ おだしのにおい 恋愛とスポーツを同じ熱量で 語っていたいつかの冬を思い出す 記憶のトリガー おだしのにおい 大根ひとつだけでいつまでも 湯気のような会話をしていた 忘れたくないことはすっかり忘れて 忘れてもいいようなことが いつまでも忘れられない 恋愛とスポーツを同じ鍋で 煮込んでいたいつかの冬 染み込む前の若さに湯気が立ちのぼる 物思いにふける材料がなくなって 煮詰まった日々を食べていく   さようなら いつかのおだしの記憶 さようなら 湯気のような青春の匂い

嫌だ

ラブストーリーが突然なら 別れも突然にやってくる お互いの合意とは程遠いのに 愛の与党 あなたの意見が通る 理由はなんでもいいや 直したって関係は直らない 振られてやるけど   もう少しだけそばにいてくれない? ってこういうとこなんだろうなぁ 振り向きもせず進んでいく時間に 涙は乾きかさぶたができた 傷跡だけがあなたとの日々を 証明するなんて 酷い話だ 嫌だよ  嫌だ わかりやすい説明が   わかりたくない心を絡まらせる わかってる あなたも辛いことも そんなわたしをわかっていることも わかりあえるって いいことばかりではないね 心も体も全て使って あなたとやり直す方法を探す きっと難しいことなんだろうね                               簡単に決めたことじゃないのだろうから 向き合わなくてどうする   どうか振り向かないでそのまま進んで 前だけを見て   背中を見送らせて                                                             感謝と少しの憎しみを込めて さようなら      ありがとう      ありがとう いつかは傷を肯定して いつかは違う手を握り いつかは間違いのない わたしになる わたしになる いつかは笑顔で会えるかもだし そもそも思い出さないかもしれない 知らない そんな日々が   嫌だ 嫌だよ

お墓参り

仕事が忙しくて お盆休みも帰れなかった お金が無さすぎて 尼崎に帰れなかった 「私はお墓にいません」って 誰かが歌ったように 人は死んだ後  思い出の中で生きていくのかな Google マップでバーチャル墓参り 何してんねやろって虚しくなった 思い出す 思い出す 思い出す それが 1 番の供養になる 誰の心にもいなくなる そのときはじめて人は死ぬ 「歌で墓参りができるように」って わけわからんこと考えていて でもそれも受け継いだものって 開き直っていくで 釈迦にキリスト 神より人 きっと思い出が 糸足らす蜘蛛  先祖を尊ぶ合掌 目を瞑り 最大の感謝を込めてあの人に 合掌 スーパードライをプシュッと開けて 天に掲げて乾杯する 思い出す 思い出す 思い出す それが 1 番の供養になる なぁおとんもそう思うやろ? 遺伝もこうして生きている 思い出す 思い出す 思い出す それが 1 番の供養になる   思い出す人がいなくなる時に はじめてゆっくり寝れるんかな 思い出す 思い出す 思い出す それが 1 番の供養になる 誰の心にもいなくなったときは そっちで一緒に乾杯しような 南無

また来る来年のために

オールシーズン着れる服など 肌着ぐらいなもの 季語も時節もないような 凹凸のないうたは嫌だ 今日のことを保存できるような 鼻歌で持ち歩けるような そういう歌をあなたの 人生のおともにいかがですか? テーマをくれたあなと共に作ったうた また来る来年のために(また来る来年のために) また来る来年のために 大中小のカラフルタイム また来る来年のために(また来る来年のために) またくる来年のために 三者三様の景色でスタートしましょう ウォーミングアップはできてますか? 心も急に動かすと怪我をする また来る来年のために(また来る来年のために) また来る来年のために 大中小のでこぼこバランス また来る来年のために(また来る来年のために) また来る来年のために あなたの人生のおともにいかがですか

告白(作詞作曲:圭介Sunrise)

君と歩く知らない道が好き 発見も驚きも想像以上さ   君と見上げる星空が好き 光の粒に手を伸ばす 君と食べるデザートが好き わかっていても買うのは  2  人分 君と歌う歌が好き 重なるリズムに弾む鼓動 どんな時でも一緒さ 離れやしない   離れやしない さあ   旅に出よう 夜空を見上げよう 甘いケーキ分け合ったら   一緒にあの歌を歌おう このままどこまでも 君と歩く帰り道が好き 手を繋いで辿り着く同じ場所 君と話す献立が好き たまたま同じ腹の虫 君と居られる明日が好き 眠につく時もそのあとも 君と見る夢が好き きっとまた手を繋いでいる どんな時でも一緒さ 離れやしない   離れやしない さあ   うちへ帰ろう 夕飯は何にしよう   明日の楽しみ分け合ったら   一緒に同じ夢を見よう このままどこまでも さあ   旅に出よう   夜空を見上げよう 甘いケーキ分け合ったら一緒に歌おう うちへ帰ろう   夕飯は何にしよう 明日の楽しみ分け合ったら 一緒に同じ夢を見よう このままどこまでも そしてさいごに伝えよう 君が大好きだ「大好きだった。」

愛の論文

昭和 3 丁目 未来から来ました、愛を探しに 生活に苦しむことはなくなりましたが 100 年後では大変に深刻な愛不足です 愛を求めて他国に攻め入る有様です 愛の意味を教えてください 人それぞれに器があることは わかったのですが 中身はどこに 行けば売ってますか。 平成元年 愛を研究している科学者です 20 年の成果も虚しく論文一つ書けてません トゥルットゥルー 愛の意味が少しだけ わかった気がします 私の器に入っているものを恐れながらあなたの器に 注ぐことで満たすことができるのでしょうか ちなみに注ぎ方は未だわかっていません 令和 3 年  非接触時代   愛がついに電波に乗りました 乗ってしまいました 私の研究ではこの頃から 愛の形が変わり始めます   器は複雑な作りになり 入り口は狭く底が深い   注ぐのは固形液体気体と豊富になりました 愛の形は変わります それぐらいしかわからなかったです 愛を作るのは不可能です どんなものかより、だれのものかが 重要だということがわかりました しかし愛は失われてはいない どの時代でも絶滅はしなかった 愛が人を生かしている   愛で人は生きている 我々は愛を知っている   思い出せずにいるだけなんです 愛の意味を知ってる   思い出すだけなんです

蝋燭

生き急いでるつもりはなくても 人生はいつの間にか気付いたら今日だった 疲れが溜まってるなぁ なんて口癖のように呟いて もう今が全快ってことでええか ストレスの原因は人間だと心理学者は謳った 幸せの要因は人間だと誰かが歌にした 生きている証明 命の表明 暗闇に浮かぶ蝋燭の炎 ゆらゆら揺れて空気と遊んで 大事な人の顔を照らして どうすればわたしはわたしを 証明できるのでしょう あなたがいないとわたしはわたしすら 証明できない あなたが生きて        くれていることは わたしが生きて       いるということ ゆらゆら揺れて          寿命をかじって 大切を照らす 蝋燭の炎 「誕生日より早く祝ったら早死にするで」 ばあちゃんの言葉は今日も生きている 歳を重ねて 増える蝋燭 暗闇に浮かぶ 思い出の炎 ゆらゆら揺れて 吹けば消されて おぼろげに照らす 愛の形  

一日の終わりに(作詞作曲:木下徹)

リンゴが落ちた時 不思議に思うことは 特別な誰かに許されたものなのか 恋に落ちた日をリンゴに例えるなら 他にも誰かが君にひかれてたのかも 今日もまた羽付きの気分で ビールとラリーの月並みな...男だけど 僕は歌いたい 世界中の情熱を 世界中の思い出を 世界中の憧れを 僕は歌いたい 君のような特別を 君のような平凡を 僕の中に生まれてくる感覚を 画面の向こうの見慣れない世界の 見慣れた生活が壊されている悪夢を 正義や大義に覆われているだけで 幸せの意味まで失っていいのかい 今日もまたサイコロにつまづいて 思った通りに進めない...日々だけど 僕は歌いたい 世界中の哀しみを 世界中のあやまちを 世界中の約束を 僕は歌いたい 君のような木漏れ日を 君のような黄昏を 僕の声と生まれてくる言葉で 僕は歌いたい 世界中の情熱を 世界中の思い出を 世界中の憧れを 僕は歌いたい 君のような特別を 君のような平凡を 僕の中に生まれてくる感覚を

夏のせい

夏の汗腺 湧き出して ほらムーブムーブムーブして 夏の風 乾かして またふーふーして いとおかし歌詞が 愛おしい可視化 雲の破片落ちた お気に入りシャツに 滴る汗が乾き 雲を作るのかな 逆さま神様いるの? 奇跡は不可逆的 夏のせいで脱げるとこまで脱ぐ脱ぐ脱いでしまえ ぶ厚い貞操感を溶かして 溶かしてよ 言葉を裸にし 汗が溶ける距離で 弱さくすぐり合う 無欲掛ける無欲 こけしぬらす露で 輪廻ここで打ち止め 奥で出会う本音 本当の声を聞く 背後に守護霊いるの? 交わる時だけ寝ていてほしい 裂けるような勢いで鐘を打つ煩悩の数 溶けていく境界線 ルイガクボニカナノミキ 守るように壊していく 包むように剥がされていく 我が衣手は露に 露に濡れつつ 夏に乾かされる前に潤わせ続ける 果てを探す 果てるまで 夏を開く 一緒にほらグルーブグルーブグルーブして 本当の恋は落ちずに上がるのさ いとおかし歌詞が 愛おしい可視化

夜がきた

夜がきた 孤独を連れてきた SNS  開いて閉じて開いた フィードが ひとつだけ更新された 孤独をひとつ重ねた 癒されたい いや、されたい何をされたい 愛されたい 本物の恋に落ちあいたい AI  科学よ早く答えを教えて 愛  どうしたら握り合える誓い 冷めない愛 覚めない愛 醒めない愛 愛 愛 愛 夜がきた 孤独を連れてきた 足りなてない 緑黄色野菜じゃない 愛愛 愛愛 愛愛 触れ合う温もり 良しとしよう 触れ合えてなくても 温もりを 保てるならね 恋をはじめる前には 但し書きを読んでから 夜がきた 孤独を連れてきた SNS 開いて閉じて開いて閉じて 会いたいうたで溢れてる だいたい誰かに会いたがっている 会いたい人に会いたいな 会いたくなる人に会いたいな けど会いたい人が会いたい 補償はどこにもない 本物の恋は行き止まり 本物の愛は行き詰まり だれか私を見つけけて下さい 夜がきた 孤独を連れてきた 嫌だ嫌いだ こんな自分 愛を連れてきてよ 愛がきた 孤独を連れてきた なんだ 同じことだったんだな

ぬいぐるみのテディ(作詞作曲:イシヅヤシン)

小さなその手で大事そうに抱える ぬいぐるみのテディ優しい匂い おままごとをしよう 君はそう言って 楽しそうに笑う ずっと続けばいいな 君がお母さんで 僕がお父さん役 テディは僕らの自慢の可愛い子供なんだよ 君が作ったこの優しい世界 ずっとずっと見守らせてくれないか それでもいつかは大人になるんだ 淋しいよな、テディ オモチャ箱に入れた宝物たちは 夜になれば動く そんなわけないだろ 心がなくても思うことはできるよ ボタンで作られた真っ黒な目で君を見ている 「楽しい日々も淋しい夜もずっとずっと僕が傍にいるから」なんて空耳だな そんなわけないよな でも信じたくてさ 永遠なんてさ あるわけないよな 知ってる 知ってる だから言わないでおくれよ それでも僕は君を守りたい テディ君と一緒に 君が作ったこの優しい世界 ずっとずっと見守らせてくれないか それでもいつかは大人になるんだ 淋しいよな、テディ でも嬉しいよな、テディ

臨界点

止まれ止まれ 臨界点を突破して もう変わらない 止まれ止まれ 固定されない三重点で ゆらいでいたい ある朝ドラマチックに 太陽が簡単に希望を注いで ある朝ドラマチックに 水面と風が遊んでる ある夜ロマンチックに 見境なしに光る夜景 ある夜アカデミックに 遠くで星が揺れてる 無遠慮な視線たちを浴びて 急いで逃げ出す 止まれ止まれ  一時停止の白線を飛び越えないで 止まれ止まれ 気圧も温度も上がり過ぎてしまった 重大なバグじゃないのか 進むしかできない人生なんて 足掻け 喚け 風 に吹かれるままでも 着地は自分で 走れ 走れ  前に着いた目で 見たい景色を見に行くんだ 躓き 転べ  傷を知った手は 誰かを救える手だ 動け 動け 足だけは出せ 臨界点まだ達してなくて 簡単に     相転移したって 液体にも気体にもなって 視界全てが馬鹿にしたって 過ぎるんじゃなくて   過ごすように

ハッピーバースデー

ハ ッピーバースデー おめでとさん! 名前をつけて   今日を保存しよう ハッピーバースデー生きててくれてありがとう! お祝いだ!好きなものを食べよう あなたはおとんとおかんの愛が生んだ ぬくもりの結晶 増えるロウソクの本数 老化じゃなく成長 笑い皺刻みながら大きくする愛の年輪 愛をどれだけ育てられるかで     人生は決まる 甘さの塊に甘んじる 誕生日ケーキ ハッピーバースデーおめでとさん! 名前をつけて今日を保存しよう ハッピーバースデー生きててくれてありがとう! お祝いだ!好きなことをしよう! ホールケーキが食べきれなくなって 天丼に胃がもたれる ハッピーバースデー サプライズは心臓に悪いから控えましょう ハッピーバースディおめでとさん! 名前をつけて今日を保存しよう ハッピーバースデイ生きててくれてありがとう! お祝いだ!好きなことをしよう! ハッピーバースディおめでとさん! 名前をつけて今日を保存しよう ハッピーバースデイ生きててくれてありがとう! お祝いだ!好きなことをしよう!

名前のない1日

8:14 分千葉行き各駅停車に運ばれる体 時々客観視しすぎて見失う自分 名前をつけて保存した過去が   脳内イルミネーションして目がくらむ 確信迫るな  真実なんてぼんやりしてていい さよならもない 悲しいもない 悔しいもない  戦いもしない 忘れたふりする キラキラした日々に必要なストレス 夕日が今日も当たり前に沈む テンプレートを貼り付けたような今日が終わる 往往にして来来に ありふれた日常 上書き保存する日々 名前のない 1 日 さよならもない 悲しいもない 悔しいもない  戦いもしない 忘れたふりする キラキラした日々に必要なストレス 同じ歌詞   同じメロディーを繰り返す 単調で安直な曲のよう なんでもない 1 日を愛してる なんでもない 1 日を憎んでる 夕日が今日も当たり前に沈む テンプレートを貼り付けたような今日が終わる 真っ暗な部屋の枕タイムマシーン 今日を折り畳み未来へ無断で進む 往往にして来来にありふれた日常 上書き保存する日々 名前のない 1 日

発熱

体温測ってみる8AM まじか 37.5° なんでちょっと嬉しくなるんやろか 会社休めることにニヤリーイコール 発熱 発熱 発熱 最高だ ゲームにポカリにバケツアイスクリーム 発熱 発熱 発熱 最高だ そう思えるのは健康な今だけ あかんこれはほんまにやばいかも 嘆く元気もなくなってきた 助けて おかんの顔を思い出した よろめく足元ダンスダンス四つ打ち 無様 何様 成り上がる体温 人生 風邪を引く前からやり直したい 出口の見えないだるだるな世界 軽視、失敬、怒り、理性、移動、 初々 C1000 武田 初々 C1000 武田 打開、偉大、意外、稲荷大社 釈迦、呵責、苦楽、功徳、くしゃみ三味線 発熱 発熱 発熱 最高だ 手厚い看護に暖かい言葉達 発熱 発熱 発熱 最高だ そう 思い返せるのは健康な今だけ 発熱 発熱 発熱 最悪だ くたくた体は重力5倍になった 発熱 発熱 発熱 最悪だ だから手洗いうがい忘れないよう アルコール消毒も忘れないように 生きていてくれて  ほんまにありがとう 生きていこうな  一緒に生きていこうな

メリークリスマス

舌がバカになるぐらいに バカになったことに気付かないぐらい 甘い日々だけを過ごしたい ノンアルコールのシャンメリー 弾け飛ぶコルクの跳弾 腑抜けた気持ち  気が抜け続ける泡 静かなのか   聖なる夜なのか わからないけど 今日はとても丸い日だ お腹いっぱいになるぐらい ふかふかの愛にふれていたい 同じ音楽が街を包む フライングおせちと鏡餅 急いで今年を振り返る 静かなのか   聖なる夜なのか わからないけど 今日はとても丸い日だ お腹いっぱいになるぐらい ふかふかの愛にふれていたい スカスカの過去を埋めるように 愛する人と未来を語る 忘れて覚えて踏み固める人生 今日はなんの日だったっけ とぼけてみても メリークリスマス オクシタニアルのホールケーキ サンタの顔をしている 優しい甘さを積み重ねる人生 メリークリスマスのメリーって どういう意味なんやろう どうでもいいか  メリークリスマス スカスカの過去を埋めるように 愛する人と未来を語る 忘れて覚えて踏み固める人生 今日はなんの日だったっけ とぼけてみても メリークリスマス     オクシタニアルのホールケーキ サンタの顔をしている 食べて消化して生まれ変わる人生 きよしこのよるの     きよしこって誰なんやろう どうでもいいか   メリークリスマス どうでもいいか   メリークリスマス メリークリスマス