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火曜日

なんでもない火曜日 驚く顔を サプライズしてくれよ 疲れた心に なんでもない火曜日 駅ナカコージーコーナー 15%引きのケーキに夏目漱石も微笑む 箱は揺らさず水平の決意 タルトの外側みたいに がっしり支えて帰るぜ 帰り道のデコレーション 雲のクリーム congratulation! カラースプレー散りばめた星 焦がしキャラメルの月明かり なんでもない火曜日 ローソクを立てたら記念日 なんでもない火曜日 お持ち歩きは15分 ドライアイスの魔法使い 食べきれる分の愛で十分 ショートケーキの甘さがロングラン バカになった舌と バカになった心は ブラックコーヒー 苦味で戻して またなんでもない火曜日に ローソクを

味見の時間

あなたのことを思ってのこと 味見はやめられない あなたのことを思ってのことと だんだん量が少なくなってく おにぎりみたいな顔で おにぎりを作ってる これぐらい?まだ味が足りないな もうちょっとめんつゆ足そうかな 今日はスペシャルのチーズを混ぜて 今日はスペシャルのおかかをひとにぎり あなたのことを思ってのこと 味見はやめられないない あなたの顔を思い浮かべてる 味見の時間 テイスティングタイム おいしさの秘訣は めんつゆじゃなくてきっと私の愛情よ 市販のふりかけに魔法の七味 ぴりっと愛の刺激でしょう 滑り出す日々に丸くなる おにぎりと愛の日々かな なんて恥ずかしいから洗い物は頼もうかな 今日はスペシャルの炒りごま降って 今日はスペシャルの愛情ひとつまみ あなたのことを思ってのこと 味見はやめられない あなたの顔を思い浮かべてる 味見の時間 テイスティングタイム!

都会と私

新宿南口改札 都会と私 小説イヤホンで無音と物語 感情の出入り口を塞いでる 東京に夕日は沈まない 東京に日の出は来ない 人海戦術で回す高層ビルの歯車 眠るな休むな弛むな止まるな この街を愛さなきゃ この街に嫌われる この街を食わなきゃ この街に食われる 新宿南口改札 都会と私 感情の過剰摂取 肥えた都会 不随意筋 巡る血液(私たち) 幽体離脱で回す高度な人生の歯車 怯むな悩むな探すな思うな ぶつかった肩から漏れた心 応急処置 深呼吸もままならない 前の人の傘が突き刺さりそう 私の心に この街を愛さなきゃ この街に嫌われる この街を食わなきゃ この街に食われる

春が陽気を運ぶ 桜とゲジゲジが起きた 春が悲しみを運ぶ 終わらせるそして始まらせる また終わらせる 春が眠気を誘う 世界は安心の装い 春が生命のバランスを とるように三寒四温にくしゃみをする へっくしゅん 春が陽気を運ぶ 厳しかった冬の風も吹き飛ばした 春が悲しみを運ぶ 花粉混じりの悲しさに目が潤う 春が眠気を誘う 世界は大きなあくびの中 春が生命のバランスを 整えるように三寒四温にくしゃみをする へっくしゅん 徒然なるまま なぞるように流れる 季節も すべて春に終わり始まる 産毛のような 小さな決意 心に植えたら 春一番 遠く遠く飛んで行こう へっくしゅん 終わりか始まりかは 自分で決めないとあかんけど でも別れはいつだってさみしいな 徒然なるまま なぞるように流れる 季節も すべて春に終わり始まる 産毛のような 小さな決意 心に植えたら 春一番 遠く遠く飛んで行こう

サガラオリジナル

今日はなんか酔えないな ブランデーの氷は溶けて バックグラウンドなミュージックが どやどやって顔して流れる 紳士淑女マネークリップで 酒より酔えるものを探して 天敵のいない中 ヘビとマングース 釈迦に説法な口説き文句で スカートの中アラーがイエスして 酒に混じった罪と罰は欲の洪水 お洒落な曲が溶かす氷 巨大になって黒地蔵 酒が濡らす洒落たコースター 生命の起源が潤う 月に一度の赤いドレスも 社会の窓で信仰が成就して 悟りをひらく煩悩達は 欲の奴隷 釈迦に説法な口説き文句で スカートの中アラーがイエスして 酒に混じった罪と罰は欲の洪水 お洒落な曲が溶かす氷 巨大になって黒地蔵 酒が濡らす洒落たコースター 生命の起源が潤う サガラオリジナル サガラオリジナル

土曜日

夕暮れ時に慌ててツッカケで外に出る 休みの日ぐらい、とこんな時間まで寝ていたよ 急いで外に出たら パジャマのままの自分に驚いて でも歯も磨かず顔も洗わずに 外に出るのは気持ちいいな 髭も伸ばし放題の汚い顔のまま 誰かに会うわけでもなく ただ自販機を探して歩く コーラじゃもう腹が膨れすぎて 飲めないよそんな一本も だからとは言わないけれど セブンアップ レモン&ライム 腹で騒ぐ炭酸 日暮れを憂いながら どうかこんな穏やかな日が明日も続くように どうかこんな穏やかな日が明日も続くように土曜日 月が沈めば日曜日 コーラとポテチで 映画でもみようかな みようかな どうかこんな穏やかな日が明日も続くように どうかこんな穏やかな日が明日も続くように土曜日

平静

窓際のコーヒー湯気が 触手のように鼻をくすぐる 未完成の魔法みたいな苦い味 猫背のままセーブポイント 栞を抜いて 現実から抜け出す 融解点まで 平静 とろんとした昼下がり 船を漕いたり 平静 栞を挟んだら今日は 微睡みのまま 平成 無音のイヤホンが流す 暦の音 平成 口下手な幸せうつつ 微睡みの中 平静 とろんとした昼下がり 船を漕いたり 平静 栞を挟んだら今日は 微睡みのまま

日曜日

コーラとポテチでのぞむ スパイダーマン カーテンの隙間の橙 熟れた太陽 マイホームユニホームのパジャマ 極上の孤独 催促してくるような 色付いた酸素 しゃーない 光合成でも一丁やったろうか 決死の覚悟で今日はじめての 外に出る ふ〜 影は長くなって壁をのぼる 太陽の代打 街灯 仄めかす夜 意識が心の中に向いてくる 無意識に影が自分に戻ってくる ふ〜 仕事のときの生産性 休日の超非生産性 心にいれる不摂生 採算取れない栄養 スパイダーマンがヒロインを 予定通りに助けると お呼びでない月曜日が アラームに乗ってやってくるんだ ああああああああ ふ〜